
CHECK1
もし収納を作りかえる(リフォームする)としたら
何を重視しますか?
1位出し入れのしやすさ(機能性)
棚板が固定されていて1 段あたりの棚の高さが大きいので、重ねて置いている下のものが出しにくい。
奥行が大きいので、奥のモノを出すためには手前のモノも出さなければならない。
2位収納スペースの大きさ(広さ)
収納が狭いので、収納ケースを使っているが、部屋の中で場所を取るので邪魔。
収納が多すぎて、使っていない棚があり、スペースがもったいない。
3位換気、風通し(通気性)
洋服に虫が付いたクローゼットがカビ臭い
4位見た目やデザイン(外観)
収納が足りなくて後から買った収納ケースが、部屋の中で浮いている。
扉がなくてもかっこいい収納ってできないかな?通気性の問題も解決するのに。
5位丈夫さ、耐久性(耐荷重)
子供がハンガーパイプにぶら下がってハンガーが壊れた。
本棚として使っていたら棚が落ちてきた。
6位収納内のレイアウト
棚の高さが変えられないので、自分がしたい配置でモノが置けない。
大きくて重いものはクローゼットの床に置きたいが、洋服の裾が当たってしまう。
ハンガーの位置を高くできればいいのに。
POINT
住宅の購入を考える時、居住スペースは十分に検討してから決めますが、収納スペースについては居住スペースほど時間をかけて検討しないと思われます。
ただ、収納スペースについては実際に住んでから「ああしたい、こうしたい」ということが多く出てくるようです。
インテリアのレイアウトは引っ越し前にいろいろと検討して、どこに何を置こうかと決めることが多いですが、収納については、せいぜい必要なハンガーパイプの長さの見当はついても、どの棚に何を載せて、どう整理しようということまでは決めることが難しいと思います。
だから、住み始めてからいろいろと不都合が生じるのでしょう。
CHECK2
棚・ハンガーの仕様について質問します
1.クローゼット内の棚の位置の可変
POINT
2.可動棚のタイプ
POINT
3.クローゼット内のハンガーパイプの位置の可変
POINT
CHECK3
耐荷重についてお聞きします
1.重量制限があることを
POINT
2.住まいの棚・ハンガーの耐荷重
3.耐荷重制限について
POINT
4.棚やハンガーが壊れたこと、落ちたこと
POINT
5.安心な耐荷重
POINT
CHECK4
収納についてお聞きします
1.収納について
POINT
2.収納プランについて
POINT
POINT
アンケート結果から何が見えてきたでしょうか?
プロに任せて作ったのに、あるいは自分で調べて納得して決めたのに、なぜ、ユーザーには先ほどのような現状についての「不満(潜在ニーズ)」があるのでしょうか? それはおそらく「ニーズを満たす収納用商品(既製品)が存在しない」からだとロイヤルは考えます。
決して固定式のニーズが高いわけではなく、可動棚ならダボの人気が高いわけではなく、既存商品でそこそこの機能をみたし、「安全」についてはアピールできないけれどまあまあ丈夫ということで、住宅業界の「いつもだいたいこの仕様」というものになっているのではないでしょうか?
潜在ニーズを満たす仕様とは?
6 つの潜在ニーズのうち、「丈夫さ、耐久性」は「安全・安心」、あとの5 つはすべて「快適性」というキーワードに分類できます。
では、それぞれのキーワードで、潜在ニーズを満たす仕様を考えていきましょう。
「安心・安全」について
大手 A 社 ブラケットサイズ 370mm | 25kg |
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大手 B 社 ブラケットサイズ 300mm | 19kg |
また、4 点支持のダボ仕様については、商品と下地(またはサポート)によって、耐荷重は30kg ~ 100kg の範囲にバラつきます。
これに対して、先ほどのアンケートで「安心な耐荷重」は 60kg 以上が約半数を占め、100kg 以上だけでも 17% ありました。
「快適性」について
通気性を求めるとなると、よくあるクローゼットのような密閉された空間ではニーズを満たすことができません。
そうすると、ウォークインクローゼットのようなある程度広い部屋、もしくは廊下を含んだ居住空間(見えるところ)に収納を設ける必要があります。
当然、見た目やデザインが重要視されます。収納内のレイアウトや出し入れのしやすさはユーザーの使い方次第ですが、棚やハンガーパイプが固定されていると制約を受けるので「快適性」が損なわれます。
収納スペースの広さについては「適度、ちょうどよい」が求められると思いますが、妻板が並ぶダボ仕様の場合、一定の空間を占有してしまうので、フレキシビリティに欠けます。
まとめ
ブラケット仕様のメリットについて
以上のことから「快適性」を実現する仕様として、弊社が提案するのは、棚、ハンガーパイプともにサポートとブラケットの組み合わせです。
壁面にサポートが埋め込まれていれば、部屋であろうと廊下であろうとどこにでも棚やハンガーパイプが設置できます。
ウォークインクローゼット内の棚とハンガーの数や組み合わせが自由自在です。
使わなくなった時は外してしまえば、広い空間が生まれます。
収納を増やしたい時はブラケットと棚板またはハンガーパイプを用意するだけで、新たな施工は必要ありません。
見えるところに設置しても、収納でありながらしゃれたインテリアや装飾としてのレイアウトが可能です。
機能性が高く、収納スペースの増減も自在、レイアウトはユーザーの思いのまま。
通気性の良い場所に設置できて、外観もしゃれている。
これで「快適性」のニーズを満たすことはできました。
そうすると、あとの重要課題は「耐荷重」です。
ユーザーのニーズを満たすためには、60kg 以上できれば100kg 以上の耐荷重が必要です。安全荷重30、40kg という既存のブラケットでは住まいにおける「安心・安全」は確保できません。そこで弊社は「安全荷重100kg」を目指して、住宅向けブラケットシステムを開発いたしました。