デスク用天板テクニカル
デスク用天板の性能及び試験評価について(材質:ゴム集成材 ウレタン塗装)
項目 | 試験項目 | 品質規格 | 試験方法・条件 等 | 合格基準 | 結果 |
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基材の評価 | 浸せき剥離 | JAS集成材 | 試験片を室温(10°C~25°C)の 水中に6時間浸せきした後、 40±3°Cの恒温乾燥器中に入れ、 18時間以上乾燥する |
剥離率10%以下、 かつ同一接着層における剥離が それぞれ1/3以下で あること |
○ |
含水率 | JAS集成材 | 含水計にて測定する | 6~12% | ○ | |
ホルムアルデヒド 放散量 |
JAS集成材 | JASデシケーター法に 準じて測定する |
F☆☆☆☆基準 | ○ | |
塗装品強度の 評価 |
鉛筆硬度 | JIS K5600-5-4:1999に 準ずる |
鉛筆の芯を材面に対して45°、 荷重750gで押して引っかき、 材面の状態を評価する |
キズ跡が生じなかった最も 硬い鉛筆の硬度で評価すること |
H~3H ※1 |
寒熱繰返し | JAS合板 | 試験片を80±3°Cで2時間放置した後、 -20±3°Cで2時間放置する工程を 2サイクル実施する |
割れ、膨れ、しわ、変色、 めやせ等なしで、 かつ寸法安定のこと |
○ | |
乾湿繰返し | 独自試験 | 40±3°C・湿度30% 8時間 40±3°C・湿度90% 8時間 を3サイクル繰り返した後、 40±3°C・湿度30%で8時間放置する |
反り0.3%以下 剥離、割れ、膨れの無きこと。 変色、著しいつやの変化無きこと |
○ | |
密着性 | 独自試験 (JIS K5400-8.5参考) |
表面に10X10マスの 切り込みを入れ、 セロハンを貼り付けて剥す |
塗膜のもろさや、 基材と塗膜との 剥離がないこと |
○ | |
耐シンナー | JAS合板 | 試験片にラッカーシンナーを滴下し、 時計皿で6時間被覆した後、 室内で24時間放置する |
表面に割れ、膨れ、しわ、 変色及び目やにを生じず、 かつ寸法が安定していること |
○ | |
耐汚染 | JAS合板 | 黒インク、臭包速乾性インク、 赤クレヨンで幅10mmの線を 引き4時間後溶剤で拭き取る |
表面に色が残らないこと | ○ | |
耐磨耗 | JAS合板 | 磨耗試験機に試験片を固定し、 軟質磨耗輪2個(総重量1kg)を 取り付け200回転させる |
磨耗値(下地の50%が現れた回転数)が 200以上であること |
○ | |
耐水性 | JAS合板 | 試験片の切り口をエポキシ樹脂性の 接着剤で保護し、60±3°Cの温水に 1時間浸せきした後、 60±3°Cの恒温恒湿器で2時間乾燥する |
表面に割れ、膨れ、しわ、 変色又はつやの変化無きこと |
○ | |
湿熱試験 | JAS合板 | 表面に沸騰水を滴下し、 その上に沸騰水を入れた容器を 20分間放置した後、 表面を拭き取り24時間放置する |
表面に割れ、膨れ、しわ、 変色又はつやの変化無きこと |
○ |
※1 木材の硬さにより幅があります。
○:合格
制限荷重について
制限荷重 15 kg(W700・900共通)
※算出基準「破壊荷重(kg)」×「安全率20%」-「瞬間荷重(kg)」=『制限荷重(kg)』 破壊試験時の破壊荷重に安全率20%を掛けた数値から瞬間的に掛かる荷重想定を 除いた数値を制限荷重としています。
デスク用天板の制限荷重について
ご注意
数値は目安であり保証値ではありません。
制限荷重値を参考にして数値をオーバーする荷重をかけることはおやめください。
デスク用天板の制限荷重につきましては合板とプラスターボードの下地に対し、JIS規格に基づく性能試験と弊社独自の試験を、シューノ32では棚受2本にて設置、シューノ19では棚受4本(中間補強)にて設置した場合の数値を掲載しております。
掲載数値は試験結果に基づいております。
デスク用天板の各種試験方法について
JIS規格に基づく性能試験( JIS S 1205 家具 -テーブル-「強度と耐久性の試験方法より」)
合板とプラスターボードの下地壁面に取り付けたサポートにデスク用天板を設置し、下記JIS規格に定められた試験を参考に実施しております。
垂直力試験(JIS S 1205.7.1.1 を参考に実施)
JIS規格の試験区分に定められた大きさの力を、当て板を通して垂直に、天板の破壊を起こしやすい箇所に10回加えることによって行なう。
持続垂直荷重試験(JIS S 1205.7.1.3 を参考に実施)
JIS規格の試験区分に定められた重さのオモリを、重さが一様に分布するように載せ、7日間そのままにしておく。
水平面に対する衝撃試験(JIS S 1205.7.3 を参考に実施)
衝撃体をJIS規格の試験区分によって定められた適切な高さから、天板に落下させる。
衝撃体の落下は、天板の支持部に近い位置に10回、支持部から最も離れた縁に10回衝撃を与える。
破壊試験
合板とプラスターボードの下地壁面に取り付けたサポートにデスク用天板を設置し、そこにオモリを載せ破壊データを計測しています。
瞬間荷重試験
合板とプラスターボードの下地壁面に取り付けたサポートにデスク用天板を設置し、瞬間的にかかる荷重を想定した負荷をかけ、製品の状態を確認する試験となります。
デスク用天板の使用条件について
デスク用天板の使用には、上記試験の 1 〜 3 のJIS規格性能試験の「試験力及びサイクル数:区分2以上」をクリアしたシューノ19及びシューノ32を下記イラストの設置条件にてご使用ください。
※JIS試験区分について
JIS S 1205の各種試験の試験力及びサイクル数は区分1~5まで設定されています。 試験区分は明確に用途を規定するものではなく「区分が小さければ個人使用、区分が大きければ不特
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