可動棚でクローゼットをすっきり!可動棚のDIY&おすすめ収納術
可動棚は、限られたスペースの中で収納場所を増やしたいときに活用できる便利な棚です。設置場所にはさまざまな選択肢がありますが、クローゼット内へ取り付けたい方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、可動棚の魅力的なポイントを踏まえた上で実際の取り付け方法を解説します。作業の具体的な流れもご紹介するため、実践を控えている方も役立てられるでしょう。後半は、クローゼットと可動棚を組み合わせた活用例もピックアップしています。
クローゼット収納には「可動棚」がおすすめ!
クローゼットのようにデッドスペースが発生しやすい場所において、便利に活用できるのが「可動棚」です。収納するアイテムや、周囲の環境に応じたレイアウトを決められます。DIYに慣れていない方が設置しやすい点も、魅力的なメリットのひとつでしょう。可動棚が収納スペースに適している理由を3つのポイントに分けて解説します。
1.棚の位置を変えられる
「可動棚」という名前の通り、棚そのものの位置調整が可能です。壁に取り付けた棚柱に棚受けを差し込むなどして、その上へ棚板を載せるかたちで全体を完成させます。棚板は棚柱で支える仕組みのため、直接壁に取り付ける必要はありません。棚柱を設置しておけば、壁に新たな穴を開けずとも後から棚を増やせます。
クローゼットに収納するものは主に洋服やファッション小物です。こうしたものは季節によって使用頻度が変わるため、収納する場所を変える方が多いでしょう。しかし、クローゼットの収納が可動棚であれば、季節アイテムの収納量が変わっても気軽に棚の位置を変えたり、増やしたりすることができるので、時間的・金銭的な負担を最小限に抑えられます。
2.脚がない収納はメリットが大きい
可動棚は、脚がなく床の接地面がない構造です。壁に取り付けた棚柱が収納物を支えるため、脚で床が傷付いたり移動させにくかったりといったストレスがありません。下部に別途引き出しを設置する場合、脚の存在を気にせずサイズを決められる点もメリットです。キャスター付きの収納ケースを置いても、移動時に脚にひっかかることもありません。
棚から脚がなくなると、周辺を掃除しやすくなります。脚と床の隙間にホコリが溜まり、掃除に手間取った経験がある方もいるでしょう。AIタイプの掃除機もぶつかる場所が少なくなるため、掃除時間の短縮にもつながります。
また、可動棚周辺に湿気が溜まりにくいこともメリットといえるでしょう。脚が太いほど空間を圧迫しやすいため、クローゼット全体の雰囲気に解放感をもたせる効果も期待できます。
3.DIY初心者でも簡単に作れる
DIYの経験が少ない人でも気軽に実践できる可動棚もホームセンターなどで売っています。必要なパーツは、好みのレイアウトに合うものを選ぶだけです。
大掛かりな下準備が必要なく、特別な工具を用いなくて済む可動棚セットもあります。作業時間はスペースの広さにも左右されますが、DIYの中でも短時間で終えやすいジャンルといえるでしょう。
クローゼットに可動棚を取り付けるには?
現在可動棚の設置を検討している方は、実際にどのような流れで進めるのかを押さえておくと安心です。レイアウトの好みや、使い勝手のよさなどで適切な形状も変わります。
落下を防ぐためには、下地の場所をチェックする方法も把握しておきましょう。可動棚取り付けの準備から具体的な作業工程まで、4つのポイントに分けて解説します。
1.壁面持ち出しか側面支持かを選ぶ
パーツをそろえる前に覚えておきたいことは、「壁面持ち出し」「側面支持」の違いです。壁面持ち出しは背中側の壁面に、側面支持は左右二面に棚柱を取り付けます。手軽なほうを選びたい場合は、壁面持ち出しを優先するとよいでしょう。
一面のみで設置できるだけでなく、左右のバランスを考慮する必要がないメリットもあります。クローゼットの間口より収納部分の左右が広い形状の場合、側面支持のタイプは棚板を入れるのが難しいケースがあるため注意が必要です。
どちらを選ぶかによってパーツも異なるため、設置するクローゼットの内部構造を確認しながら選びましょう。
2.棚柱は必ず下地に取り付ける
家屋の構造や壁を支える柱(下地)がない部分は、壁の奥側が空洞になっています。このような場所へ安易にビスを打ち込むと、強度が保てず可動棚が崩壊するかもしれません。取り付ける位置を決定する前に、まずは下地がある範囲を明確にしておきましょう。
3.取り付けに必要な部品と道具をチェック
適切に可動棚を設置するには、ビスや棚板といった部品の準備が大切です。可動棚を構成するパーツには、以下のような物があります。
- ビス
- 棚柱(チャンネルサポート)
- 棚受け(ブラケット)
- 棚板
ビスは壁面と棚柱、棚板と棚受けなど取り付ける対象が複数パターンある点に注意が必要です。
下地の有無が不安な方は、機械で判断できる下地センサーなどを備えておいてもよいでしょう。ほかにも、工具には電動ドライバーや水平・垂直を確認するための水平器、棚板を仮固定する際のクランプなどを用意します。
4.可動棚のDIYの流れ
実際の作業工程は、パーツの取り付け方法や場所によって異なる場合もあります。以下を参考に、大まかな流れを把握しておきましょう。
- 下地の範囲を明確にする
- 可動棚の支柱となる場所(棚柱の取り付け位置)を決める
- テープなどで棚柱を仮止めする
- 棚柱を壁面に取り付ける
- 収納したい物が入るよう、棚板の位置を決める
- 棚受け、棚板を設置する
注意したいのは、床と水平な角度で設置するための工程です。目視では誤差が生じるリスクがあるため、水平器などの工具があれば手軽に確かめられます。
おすすめ!可動棚を使ったクローゼット収納術
実際に取り付けた事例をチェックすると、DIYで設置する際に役立てられます。クローゼットはさまざまなアイテムを収納する場所でもあるため、複数のパターンを想定しておきましょう。可動棚では棚板の他、ハンガーパイプの取り付けも可能です。
ここからは、クローゼット内に可動棚を設置した際の収納術を4つ紹介します。
1.お気に入りのバッグをきれいに収納
バッグへのこだわりが強い方や、所有数が多い方はバッグ専用スペースを設けることがおすすめです。サイズの大きいバッグに高さを合わせると、無理に押し込んだり引き出しに収納したりする必要もなくなります。
幅の広い可動棚が設置できるのであれば、並べて収納することでインテリア性も高められるでしょう。使用頻度の低いバッグの収納に迷う場合は、使いづらい高い位置に収納するなど、場所の設定も重要です。
2.ニットやセーターは畳んで収納
ハンガー掛けが好ましくないニットやセーターは、きれいに畳んで収納することがおすすめです。タンスへ収納することもひとつの方法ですが、見せる収納を意識するとお店のような空間を楽しめます。
衣類の数が多い場合は、カラーや素材で同系統の物を分けて収納することも魅力的です。全体的に統一感のある雰囲気が増すだけでなく、コーディネートの際にも選びやすくなります。
3.ハンガーパイプを取り付けた収納
可動棚は棚板を設置する以外にも、ハンガーパイプの活用が可能です。一般的なハンガーラックと同じように汎用性を高められます。コート類など、畳みにくい衣類を収納したいときにおすすめです。
衣類の他、ネクタイやズボン用のハンガーと組み合わせてもよいでしょう。ハンガーパイプのスペースが広がると、シーズンオフの衣類を保管する場所としても使えます。位置の調整を変更しやすい可動棚では、上下に分けて2段階のハンガーパイプ設置も可能です。
4.棚の間に収納ケースを収納
クローゼット内の衛生面が気になる方は、収納ケースと可動棚を上手に組み合わせた配置を考えてもよいでしょう。棚板の間に配置すると、引き出しのような感覚で出し入れができます。床に置いた収納ケースが取り出しにくく、動作にストレスを感じている方にも魅力的な方法です。
収納ケースそのものの位置が高くなるため、腰や膝を曲げることなく引き出しやすくなります。圧迫感が気になる場合は、透明または半透明の素材を選ぶこともおすすめです。床に配置したいときは、キャスター付きの収納ボックスを併用してみましょう。キャスターで移動させる際にも脚がない可動棚は邪魔になることがありません。
クローゼットの可動棚には「SSシステム-シューノ-」
可動棚の導入やクローゼットの模様替えを検討している方は、「SSシステム-シューノ-」がおすすめです。スペースの広さや収納したい物に合わせて、複数のパーツから組み合わせを選べます。
さまざまな形状に対応するため、デッドスペースを活用したいときにもおすすめです。「SSシステム-シューノ-」の特長や魅力を紹介します。
優れた耐荷重性で収納量UP
「SSシステム-シューノ-」の魅力的なポイントのひとつは、安全性の高い耐荷重性能です。衣類やバッグの収納であれば、リーズナブルな初期費用で満足な空間を実現できるでしょう。
高い耐荷重性能であれば、徐々に収納量が増えたとしても後付けで補強する必要がありません。数キログラム程度の耐荷重では不安に感じるかもしれませんが、「SSシステム-シューノ-」であれば希望に応じた組み合わせが可能です。
L字型、コの字型のウォークインクローゼットにも
可動棚を設置するスペースの形状は、ひとつではありません。L字型やコの字型の空間にも対応できるため、「スペースに合う家具が見つからない」と悩んでいる方にも適しています。自由自在にレイアウトが決められる点は、「SSシステム-シューノ-」ならではの魅力ともいえるでしょう。
また、壁面持ち出しタイプの「SSシステム-シューノ-」は棚板の高さを互い違いに設置することで角のデッドスペースも有効に活用できます。収納量を無理なく増やしたいときの強い味方です。
一面型クローゼットにも設置しやすい
押し入れのように扉のある一面型クローゼットにも「SSシステム-シューノ-」がおすすめです。こうした一面型クローゼットでは、中の空間に比べ間口の部分が狭くなっていることがあります。その際、側面支持の棚板は中の空間左右いっぱいの長さの棚板が必要になるため、間口で引っかかって入れられないという事態になるかもしれません。
一方で、壁面持ち出しタイプの「SSシステム-シューノ-」であれば、間口が狭くても棚板の長さも自由にできるため設置がしやすいでしょう。また、左右に広いクローゼットであれば、中心にもう1本棚柱を設置することにより途中で棚板の高さを変えて汎用性の高い収納棚にすることも可能です。
まとめ
クローゼットの収納スペースを増やしたいとき、可動棚を活用すると好きなレイアウトを実現できます。下地のチェックを済ませた後で、必要な工具を用意して実践に移りましょう。これまで本格的なDIYを行なった経験がない方でも、可動棚であれば挑戦可能です。
どのように収納スペースを有効活用するか悩んでいる方は、ぜひ「SSシステム-シューノ-」をご利用ください。サイトから入手できる実例集の図面を参考にしてみましょう。
また、安心して継続利用できるよう、優れた耐荷重の実現に取り組んでいます。空間を最大限生かす可動棚のDIYには「SSシステム-シューノ-」の利用を検討してみるのはいかがでしょうか。
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