クローゼットはシステム収納が便利!メリットと例を紹介
複数のパーツを組み合わせ、用途に合った収納スペースを実現する方法が「システム収納」です。可動棚を活用したクローゼットの収納術も多く見られますが、実際の導入を前にうまく活用できるかについて不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、システム収納の基本概要から活用例まで詳しくご紹介します。クローゼットで活用するメリットを知ると、システム収納の魅力を実感できるでしょう。利用シーンによって異なる収納術もひとつずつ解説します。
クローゼットはシステム収納がおすすめ!
限られたスペースで収納場所を増やすために有効な方法が「システム収納」です。一般的な家具を置くだけではなく、複数のパーツを利用することで好みの収納スペースが実現します。クローゼットの収納力も大幅にアップするでしょう。まずは、システム収納の基本的な構造や特長を解説します。
システム収納とは
収納棚を構成するパーツを組み合わせ、収納したいものに合わせてレイアウトするのがシステム収納です。棚を設置するスペースの広さや高さは問いません。自分好みの空間を実現しやすい点がシステム収納の魅力です。
クローゼットはスペースが限られているため、「収納したいものが置けない」「デッドスペースが多すぎる」と感じることもあるでしょう。システム収納を導入すると、このようなストレスを軽減してクローゼットの活用が可能です。
置く、吊るすで収納力もアップ
タンスのような一般的な家具とは異なり、ハンガーパイプセットをシステムアップできる点もシステム収納の特長のひとつです。棚だけではなく、ハンガーパイプと組み合わせてより便利になる収納を実践できます。
システム収納では床ではなく壁面のスペースが重要となるため、天井近くのデッドスペースを収納場所として使うことも可能です。置いたり吊るしたりすることで、収納力は大幅にアップするでしょう。デッドスペースが発生しやすいクローゼットにはとくに有効です。
クローゼットをシステム収納にするメリット
システム収納を導入すると、収納力以外にもさまざまなメリットが体感できます。棚が床に接地しないため、日ごろの掃除が簡単になるだけでなく、ひと目見たときの印象も変わるでしょう。地震の揺れが原因で家具が転倒するリスクを軽減できる点もメリットです。ここからは、クローゼットをシステム収納にすることで得られるメリットを5つの観点からご紹介します。
掃除が簡単
部屋の清潔感を保つためには、定期的な掃除が欠かせません。部屋の面積が大きいほど手入れする場所も増えるため、多忙な日々のなかで掃除を面倒に感じている方もいるでしょう。システム収納で壁に収納スペースを増やすと、床に置いていたものや家具を上部に移動できます。
床はフラットな状態になり、狭いクローゼットでもストレスなく掃除ができるでしょう。自動で床を走るロボット掃除機を利用している方にもおすすめです。
生活の変化に応じてレイアウト可能
棚の数や位置、配置を限定しない点はシステム収納ならではのメリットです。収納するものが大きくなったり増えたりしても、レイアウトを変更するだけで対応できます。新たに家具を購入する必要がないため、金銭的な負担を減らすためにも有益な方法です。
レイアウトが自由に変更できるメリットは、子どもと暮らす家族にも魅力的でしょう。子どもの成長に合わせて高さや配置を変えていけるため、本人の希望があれば理想に近いかたちを実現できます。模様替えの頻度が高い方もメリットを感じられるでしょう。
収納がない・足りない部屋にも対応
好きなものや趣味が増えると、必要な収納スペースも増えます。ファッションや読書、コレクションなどさまざまな理由で「収納場所を増やしたい」と考えることもあるでしょう。家具が置けないような場所であっても、システム収納であればスペースに合わせて収納できます。
階段下のように幅や高さが限られた場所でも、システム収納の設置が可能です。広さにこだわらず、あらゆる場所に収納スペースを設けられる点は大きなメリットといえます。「クローゼットが狭くこれ以上増やせない」といった場合でも、リビングやベッドルームなどにシステム収納を導入してもよいでしょう。
見た目に統一感が出る
システム収納全体の色合いやデザインに配慮すると、部屋全体が統一感のある雰囲気になります。取り付ける際のパーツがひとつひとつモジュール化されている点もメリットです。パーツ単体が目立たないような設計になっているため、すっきりとした印象を与えられるでしょう。
見た目に統一感が出ると、本来の収納だけでなく「見せる収納」としての活用も可能です。クローゼットの扉を開けても散らかった印象を受けず、隅々まで手の行き届いた環境をイメージさせます。
地震に強い
壁を利用したシステム収納は、パーツを直接壁に取り付けて収納スペースを確保する方法です。タンスのような床に置くだけの家具は、地震の揺れで転倒するかもしれません。壁に固定すると直接支えられるため、揺れが原因で倒れるリスクを軽減できます。
家具と天井をつなぐかたちの地震対策もありますが、見た目が気になる方もいるでしょう。システム収納は家具と違い棚自体が転倒することがないため、統一感を保持しながら安全性の向上も期待できます。
システム収納を使ったクローゼット収納の例
システム収納を使ったクローゼット収納ではさまざまなレイアウトが可能です。衣類を掛けられるハンガーパイプセットを設置したり布団の収納スペースを確保したり、クローゼットの広さや好みによって複数のパターンを反映できます。そこでシステム収納の導入を検討している方は、どのような活用術があるのかチェックしておきましょう。
ハンガーパイプセットを活用
クローゼットの活用法としてよくあげられるのが、コートやジャケットといった衣類の収納です。ハンガーがかけられるようあらかじめ設計されるケースも多く見られますが、上下のスペースが余っている方も多いのではないでしょうか。
ハンガーパイプセットを活用すると、好きな場所に衣類用のスペースを確保できます。高さや幅を自由に調整することができるので収納する衣類のサイズや数に合わせて設置が可能です。クローゼットの幅が狭い場合は、高さを利用してハンガーパイプセットを取り付けると収納力もアップするでしょう。
夫婦ふたりで使いやすく
家族内でクローゼットを共有している方は、それぞれのスペースを分けて仕切るのもおすすめです。収納物が混在するリスクを避けるだけでなく、取り出したり収納したりといった動作も簡単になるでしょう。
システム収納ならば、衣類やアクセサリーなど収納するものが異なっても自由にレイアウトできます。お互いに収納したい場所とものを検討し、両者が快適に活用できる空間を実現しましょう。クローゼットの利用頻度が低い場合は、手前と奥の2か所で分けるのもおすすめです。
布団スペースを確保
デッドスペースが多い場合は、棚を設置して布団スペースを確保してみましょう。シーズンオフの掛け布団や夏用シーツなど、サイズが大きく重たいものも収納できます。布団以外に、扇風機や加湿器といった家電製品を収納するのもおすすめです。
壁面に何も設置されていない場合は、ハンガーパイプセットを下部に設置したあと上部に棚を取り付けるとよいでしょう。衣類の収納スペースを確保したうえで、余分なスペースを棚として活用することができます。
子どもの成長に合わせてレイアウトを変更
子どもは、小学校から中学校・高校と進学するにつれて収納するものも変化します。とくに衣類のサイズは少しずつ大きくなるため、「成長して収納できなくなった」といった状況になるかもしれません。システム収納なら、棚だけではなくハンガーパイプセットも高さを自由に変更することが可能です。システム収納でカスタマイズできる環境をつくり、大人になっても使えるスペースを実現しましょう。
また、可動棚なら棚板の位置を自由に変えられるので、教科書や通学用バッグなど、収納するものに合わせて調整可能です。成長した姿を想像しながら取り付けると、作業もより楽しめるでしょう。
靴箱のない玄関にシューズクローゼットを設置
「玄関に靴箱がなく出しっぱなしにしている」という方は、シューズクローゼットを設置するのもおすすめです。可動棚に必要なレールや棚板をそろえ、好みの高さと幅に合わせて取り付けてみましょう。
シューズクローゼットのシステム収納は、靴の高さに合わせて調整できるというメリットがあります。一般的な靴箱には収納しづらいロングブーツも、棚板の高さを変えるだけで収納が可能です。所有している靴のバリエーションが豊富なほど、便利に活用できるでしょう。
まとめ
壁面にできたデッドスペースを活用するためには、システム収納がおすすめです。とくにクローゼットは余分な空間が多くなりやすいため、さまざまなパーツを組み合わせると自分の望む収納スペースを作ることができます。
収納力のみならず、安全性が高い点もシステム収納の魅力のひとつです。活用例を参考にしながら、少しでも多くのスペースを有効活用しましょう。システム収納の導入を検討している方は、ぜひSSシステム-シューノ-が販売する製品の購入をご検討ください。
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