棚柱(サポート)を使うとこんな時に便利!
自宅の収納スペースが狭く、荷物の置き場に困っているという方もいるのではないでしょうか。自宅のさまざまなスペースを活用した収納方法や可動棚の活用方法を知ることで、すっきりとした部屋にすることができます。
そこでこの記事では、収納に役立つ可動棚の取り付け方法についてご紹介します。おしゃれに収納するための実例も参考に、自宅内にお気に入りの収納スペースを作ってみてください。
可動棚の取り付け方法
棚の取り付けを自分で行うのは難しそう……と感じる方もいるかもしれません。
必要な工具さえ用意しておけば、取り付け作業は可能です。ただし、2人以上で作業することをオススメします。ここからは、可動棚の取り付け方法について詳しく解説します。
可動棚の取り付けに必要なもの
可動棚を設置する前に、設置に必要なものを用意しましょう。ここでは棚柱(サポート)を使って可動棚を取り付けるときに必要なものをご紹介します。
・棚板
・棚柱(サポート)
・棚受け金具
・電動ドライバー
・ビス
・メジャー
棚板は、収納スペースの広さに合ったものを用意しましょう。ホームセンターなどに適した長さの棚板がない場合は、木材をカットしてもらうこともできます。可動棚レールもスペースに合った長さのものを用意します。
ドライバーは電動でないと、しっかりと棚柱(サポート)を取り付けることができません。ビスは棚柱専用のビスを使用します。
STEP1.下地を探す
まずは壁の下地を探しましょう。壁に合板下地(ベニヤ合板)または間柱・芯柱といった下地が必要です。
下地を探すには針でも行えますが、センサータイプの機器の利用も便利です。自宅内にいくつもの収納を作る場合は、センサータイプの機器を購入しておくと手間なく下地探しができるでしょう。
STEP2.棚柱(サポート)の取付位置を決めて水平チェックする
棚柱(サポート)を取り付けられる位置が把握できたら、その部分に目印としてマスキングテープを貼っておきましょう。テープがある位置を参考に棚柱を取り付ける位置を決めていきます。棚柱は等間隔で設置する必要があるため、メジャーを使ってバランスよく設置しましょう。
棚柱はビスで留めないと落ちてしまうため、マスキングテープで軽く固定しておきます。固定した後に、棚柱が水平であるかのチェックも必要です。棚に多くの荷物を収納するのであれば、重さに応じて本数を増やすことをおすすめします。
STEP3.ビスで棚柱(サポート)取り付けを行なう
マスキングテープで仮止めした棚柱(サポート)を取り付けていきましょう。棚柱にはビスを取り付けるための穴がついています。その穴にビスを刺し、電動ドライバーで取り付けます。
棚柱によって、ビスの取り付け穴の数が異なります。穴の数が5個であれば、すべてにビス留めをしておきましょう。ビス留めを行う部分が少ないとビスがある部分にだけ負担がかかり、壁や内部の柱が傷む恐れがあります。
STEP4.棚受け(ブラケット)を付ける
ビス留めを終えたら棚受けを付けていきます。棚受け(ブラケット)の位置は自由に決めて構いません。何を収納するかによって必要なスペースが異なりますので、どこの位置に何を収納するかを事前に決めておきましょう。
棚受けは取り付けたレールごとに付けておくことをおすすめします。複数の棚受けがあることで強度が上がり、重たい荷物も問題なく収納できるでしょう。
STEP5.棚板を取り付ける
棚受け(ブラケット)を設置したら、その上に棚板を乗せましょう。設置した後は棚板が水平であるかを確認します。どちらかに傾いているようであれば、棚柱(サポート)の水平チェックを再度行うことをおすすめします。
板に傾きがあると、傾いているほうに負荷がかかります。重たい荷物を載せていると棚が落下する恐れもあるため、取り付ける棚の水平チェックを欠かさないようにしましょう。棚が水平であることを確認できたら収納スペースの完成です。
可動棚を作るときのポイント
可動棚の作り方についてご紹介しましたが、作るときにはいくつか注意しておきたいポイントがあります。棚設置に必要なものをそろえる前のチェックポイントもありますので、こちらのポイントを参考に可動棚作りを進めていきましょう。
棚柱(サポート)、棚受け、棚板はメーカーをそろえる
棚柱(サポート)・棚受け金具・棚板はメーカーをそろえておくことをおすすめします。メーカーによってそれぞれの規格は異なります。異なるメーカーのパーツを組み合わせようとすると、棚柱に金具が設置できないこともあります。
インターネットでパーツを購入する場合は、ひとつのネットショップで必要なものすべてをそろえておくとよいでしょう。ホームセンターで購入する場合は、メーカーを確認してから購入します。わからない場合は、スタッフに相談しながらパーツを選びましょう。
可動棚システムを組むことが出来る壁面とは?
可動棚システムを設置するためには、棚柱(サポート)を壁に取り付けなければいけません。取り付けられる場所は
①合板下地(ベニヤ合板など)が入っている壁(フリーに自由な位置に取付可能)
②合板下地が入っていない場合は間柱・芯柱のある位置に限定
となります。
石膏ボード部分に棚柱を取り付けてしまうと、ビスが効かず棚柱が壁から抜け落ちてしまいます。石膏ボードだけしかない位置への取り付けは絶対にしてはいけません。
可動棚システムの耐荷重を確認しておく
棚柱(サポート)・棚受け(ブラケット)の耐荷重は、購入前に確認しておきましょう。可動棚は設置後に荷物を置きます。耐荷重をオーバーして置いてしまうと棚が落下する危険があります。
棚柱や棚受けには耐荷重が記載されていますので、購入前に確認しておきましょう。何を収納するかをある程度決めておけば、それに合った耐荷重のパーツを選べますす。
棚柱(サポート)を使った可動棚のよいところ
棚柱(サポート)を使った可動棚は設置が比較的簡単ですし、用意するパーツも多くありません。手軽に収納スペースを作りたい方に最適です。さらに、手間が少ないこと以外にもメリットがあります。ここでは棚柱を使った可動棚のメリット5つをご紹介しましょう。
デッドスペースの活用ができる
棚柱(サポート)を使った可動棚はどのようなスペースにも設置できるため、デッドスペースを活用できます。洗面台と洗濯機の間や冷蔵庫と食器棚の間など、自宅内を探せばいくつも狭いスペースは見つかるでしょう。既製品の収納棚を入れることができなければ、ただの無駄な空間になってしまいます。
棚柱(サポート)を使った可動棚であれば、その場所に合わせた収納スペースを作れます。サイズの合う棚板を用意して、デッドスペースで合った場所を有効活用しましょう。
材料が少なく設置が容易
棚柱(サポート)を使った可動棚設置に必要なのは、棚柱・ビス・棚受け(ブラケット)・棚板・電動ドライバーのみです。メジャーやマスキングテープもあれば便利ですが、なくても問題ありません。用意する材料が少ないため、手軽に棚作りを始められます。
2人以上で作業する必要があるため、作りたいときは家族や友人に協力してもらうとよいでしょう。
好みの高さや大きさに調整でき、パーツの変更も可能
棚柱(サポート)を設置すれば、後は自分好みに収納スペースを作れます。棚受け(ブラケット)を設置する箇所はいくつもあるため、何を収納するかによってサイズを決めることが可能です。棚板の色も自由に決められます。木目を生かしたブラウン系でもよいですし、シンプルさが際立つホワイトでもよいでしょう。部屋のインテリアに合わせてパーツを選びましょう。
ハンガーパイプセットやS字フックなどを使ったアレンジができる
レールを使った可動棚は、ただ棚板にものを置くだけではありません。棚柱(サポート)に取り付けられるハンガーパイプセットやS字フックを使って、さらに便利にアレンジできます。ハンガーパイプセットを取り付ければ、衣類をかける簡易クローゼットのように使えるでしょう。
S字フックがあればバッグや小物類をかけておくこともできます。これまで収納に困っていたものが、すっきり整理できるでしょう。アレンジ次第でさまざまな使い道ができるため、収納スペース別に適したパーツを選んでください。
何といっても「おしゃれ」で「実用的」
レールを使った可動棚は、とても実用的です。棚板を設置することでものを置くスペースができるだけでなく、ハンガーパイプセットやS字フックを使って衣類や小物をきれいにまとめることも可能です。収納に困っていたものをすべて片付けられるため、部屋全体がすっきりとするでしょう。
簡単に設置できるのにおしゃれ、ということも棚柱(サポート)を使った可動棚の魅力です。アレンジの方法次第で、実用性とおしゃれさのどちらも兼ね備えた収納スペースができあがります。アレンジの仕方には、さまざまな方法があります。アレンジ方法を知って、自分好みに活用してみましょう。
棚柱(サポート)を使ったおしゃれな可動棚をチェック
棚柱(サポート)を使った可動棚はただ作るだけでも、とても便利です。アレンジを加えることによって、さらに実用性が上がったり、おしゃれになったりします。ここでは棚柱を使った可動棚のアレンジ方法7つをご紹介しますので、気になる例を見つけたらぜひ実践してみてください。
棚板とハンガーパイプセットを併用したクローゼットの例
広めのスペースに棚板とハンガーパイプセットを設置することで、クローゼット兼荷物収納スペースを作ることができます。目線より上の高さには大きめの棚板を設置し、目線の高さにはハンガーパイプセットを取り付けます。
大きめの棚板にはさまざまな荷物を収納でき、布団類など広めのスペースを必要とするものも置くことができます。持っている衣類の量に合わせてハンガーパイプセットを設置すれば、ひとつのスペースにまとめられるため便利です。
棚板を使って玄関にロードバイクを設置した例
玄関に広めのスペースがありロードバイクを置きたいのであれば、レールと棚板でおしゃれに収納することが可能です。
ロードバイク本体の置き場の加えて、小物置き場も作れます。ロードバイク置き場の上に棚板を2つほど取り付けましょう。ロードバイクに乗るときに使用するヘルメットや靴、ロードバイクの整備に使うグッズをしまえます。ひとつのスペースにまとめて収納できますし、きれいに収まるためおしゃれな玄関にできるでしょう。
棚柱(サポート)とボックスを使った飾り棚の例
棚柱(サポート)を設置し棚柱に棚受け(ブラケット)を設置することで、ボックスも置けます。ボックス内に植物や小物を置くことができるため、そのスペースを自分好みのインテリアに変えられます。
ボックスはカラーバリエーションが豊富なため、異なるカラーのボックスを配置してもよいでしょう。配置するインテリアによってボックスカラーを選ぶこともおすすめです。
可動棚を子ども用のデスクとして利用する例
広めのスペースに棚柱(サポート)を設置すれば、子ども用デスクを作ることも可能です。子どもの身長に合わせて、厚めの棚板を設置してデスクにします。上部には、教科書やおもちゃを収納できる棚板を設置すると便利です。子どもが自分で片付けられるよう、上部の棚板は手が届く高さにデザインするとよいでしょう。
棚柱の可動棚は、子どもの成長に合わせて高さを変えられます。小さいころだけでなく大きくなっても使えるため、机を買い替えずに済むのは大きなメリットです。
キッチンカウンター下に可動棚を付けた例
キッチンカウンターの下がデッドスペースになっている場合、棚柱(サポート)を設置すれば広めの収納スペースができあがります。1枚の広めの棚板を設置してもよいですが、いくつものものを置きたいのであれば小さめの棚板を複数枚設置するとよいでしょう。
複数枚を設置することで、棚板別にものを置くことができます。ひとつの棚板に家電や小物、調味料が集まることもありません。棚板によって置くものを分ければおしゃれに見えますし、何がどこにあるかも把握しやすくなるでしょう。
テレビ・インテリアコーナーを可動棚で作った例
棚柱(サポート)を使った可動棚で、おしゃれなテレビラックを作ることもできます。テレビを設置する棚板をソファーに座ったときの目線に合わせて、くつろぎの空間を作りましょう。テレビを設置する棚板の下には、DVDプレイヤーやゲーム機を設置する広めの棚をひとつ取り付けておくと便利です。
テレビのサイドや上部には、インテリアを置き場も作れます。DVDを多く所持しているのであれば、DVDを収納する棚板を取り付けることもおすすめです。
洗濯機の高さに合わせて可動棚を取り付けた例
狭めの洗面所であっても、棚柱(サポート)の可動棚を活用すれば多くの収納が可能です。洗濯機の高さに合わせて可動棚を設置して、洗濯機の上に洗剤や柔軟剤を置くスペースを作りましょう。洗濯機の横には、タオル類を置くスペースを設けるのがおすすめです。
上部にハンガーパイプセットを取り付けておけば、衣類をかけておくことも可能です。部屋干しのときにも活用できるでしょう。
理想の形を見つけて快適な部屋を作り上げよう
荷物の置き場に困っている方の中には、このような収納スペースが欲しいという理想がはっきりしている方も多いのではないでしょうか。棚柱(サポート)を使った可動棚を活用すれば、理想の収納スペースを作り上げることができます。
収納スペースを自分で作りたいと考えているのであれば、SSシステム-シューノ-をご検討ください。SSシステム-シューノ-では、棚柱(や棚、棚設置に必要なパーツを豊富に取りそろえています。収納作りに必要なパーツをまとめてそろえられるため、あなたの理想に合った収納スペースができるでしょう。
まとめ
棚柱(サポート)を使った可動棚は、設置に必要なパーツや工具が少なく、1人でも作ることができる便利な収納です。アレンジを加えれば、自分にとってとても使いやすいスペースとなります。自宅がより快適な空間になるでしょう。
パーツのメーカーが異なると取り付けできない場合もありますので、SSシステム-シューノ-でまとめてそろえることをおすすめします。同一メーカーのパーツを使えば設置もスムーズに進みます。効率よく充実した収納スペースが手に入るでしょう。
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