赤ちゃんの暑さ対策。夏のお出かけ・お買い物に必要な持ち物や服装は?

2020.06.17子どもとのお買い物Q&A
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赤ちゃんと出かける際には、さまざまな準備が必要となります。何を持っていけばいいのかしっかり把握しておかなければ、いざというときに必要なものがない、ということにもなりかねません。

特にこれからの暑い季節は、暑さ対策も考慮して赤ちゃんの服装や持ち物に気をつける必要が出てきます。では、夏に赤ちゃんと一緒にお出かけやお買い物へ行くときには、どういった対策が必要なのでしょうか?

 

赤ちゃんの暑さ対策に準備したい持ち物

暑い季節は、油断すると大人でも体調を崩しかねません。赤ちゃんは大人のように自分で体温を調節することができないため、しっかりと暑さ対策を考えておく必要があります。

飲み物

まず用意すべきは、赤ちゃん用の飲み物です。赤ちゃんは新陳代謝が活発で、大人に比べて多くの水分が汗や尿によって排出されます。そのため、こまめな水分補給が赤ちゃんには必要だとされています。気温が高くなるとより汗をかくようになるため、水分補給の必要性も高まります。そのため、お出かけの際には十分な量の水分を持ち歩く必要があります。

用意する飲み物としては、白湯や麦茶、赤ちゃん用のイオン飲料などがおすすめです。特にイオン飲料は、汗によって排出されるミネラルを補給できます。大人であれば水分補給にスポーツ飲料やミネラルウォーターを飲むことも多いものですが、赤ちゃんにとっては大人用の飲料は体への負担が大きいため与えてはいけません。また、冷たすぎる飲み物も負担になるため、温度には注意が必要です。

 

タオルやガーゼ

汗拭き用のタオルやガーゼも、暑い季節には必須です。汗をそのままにしておくとあせもの原因になるため、こまめに拭く必要があります。このほか、身体を冷やすためのウェットティッシュや保冷剤なども準備しておくと役立ちます。

 

塗り直し用の日焼け止めや虫よけスプレー

汗をかくと、お出かけ前に塗った日焼け止めや虫よけの効果が薄れてしまいます。いつでも塗り直せるように日焼け止めクリームと虫よけスプレーも持ち歩きましょう。

 

赤ちゃんの夏のお出かけ時の服装のポイント

お出かけを快適に過ごすためには、赤ちゃんに着せる服装選びも大切です。夏場のお出かけ時は「肌着+ベビーウェア」というスタイルが基本ですが、どのようなポイントに気を付けて選べば良いのでしょうか。

 

通気性の良い素材のものを選ぶ


熱中症や汗対策のため、通気性に優れた涼しい素材の肌着やベビーウェアを選びましょう。メッシュ生地の肌着や速乾性の高い綿やフライス生地のベビーウェアなどが良いですね。

汗をしっかり吸う素材のものを選ぶ

赤ちゃんは大人よりもたくさん汗をかきますが、肌が弱いため汗を放っておいてしまうとかぶれてしまうことも。汗で服が濡れた不快感でぐずってしまう場合もあります。

肌着はしっかり汗を吸ってくれる綿素材のものが良いでしょう。背中に汗取りパッドを入れておいて、汗をかいたら取り替えるのも良い手です。

気温調節のしやすい服装にする

外は暑くても室内は冷房が効いていて、スーパーやショッピングモールに入った途端に肌寒く感じることもあります。気温差で体が冷えて夏風邪をひいてしまうこともあるでしょう。

室内外の気温差に対応できるよう、脱ぎ着しやすいベビーウェアが便利です。室内用に上着や靴下、ブランケットなどを持ち歩くのもおすすめです。

紫外線をカットできる服装にする

赤ちゃんは皮膚が薄いため、紫外線対策も重要です。

露出が少ない服を選び、できれば帽子をかぶせます。UVカット素材の薄手のパーカーなど、風通しの良いものがおすすめです。

夏のお出かけ、抱っこひもとベビーカーどっちがいい?


赤ちゃんとお出かけする際、抱っこひもやベビーカーを使う方も多いのではないでしょうか。夏のお出かけ時にはどちらが良いのか、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

抱っこひもは身軽だけど、赤ちゃんもママ・パパも汗だくに

両手が空く抱っこひもはとても便利なアイテム。身軽なので、バスやお店の中でもスムーズに移動ができます。顔が見えるので赤ちゃんの様子がすぐに分かるのもメリットです。

ただし、抱っこひもは使用者の体に密着するため、赤ちゃんもママ・パパも汗だくに。夏場は外で長時間使うのは避けたほうが良いでしょう。

ベビーカーは荷物がしまえて便利だけど、反射熱に要注意

ベビーカーは座席の下に収納があるので、荷物の多いお出かけや帰りに荷物が増えるお買い物のときに便利です。

一方で、ベビーカーは地面に近いため、アスファルトの反射熱をより多く受ける点に注意が必要です。歩いている大人よりも体感温度は高くなっているため、座面に冷却シートを敷いたりハンディファンを使ったりといった暑さ対策が必要になります。

どちらが良いかは状況次第

抱っこひもとベビーカーのどちらが良いのかは、歩く距離やその日の気温、赤ちゃんの好みなどによって異なります。その時の状況に合わせて選んだり、併用したりするのがおすすめです。

夏のお出かけ時の服装・持ち物以外の注意点

持ち物や服装以外にも、いくつか夏のお出かけ対策として注意すべきポイントがあります。

紫外線対策は万全に


ひとつは、紫外線対策です。赤ちゃんは大人に比べて皮膚が薄く、紫外線のダメージを受けやすいため、しっかりと対策を行う必要があります。服装に気を配ったり日焼け止めクリームを塗ったりするのはもちろん、ベビーカーで買い物へ行く場合は日除けを下げる、抱っこひもで行く場合は日傘をさすなどして日差しを遮ると良いでしょう。

やけどに注意!

夏はさまざまなものが熱を持ちやすいため、赤ちゃんに触れるものの温度はよく確認しなければいけません。自転車のサドルやチャイルドシートの金属部分、車のボディなど買い物中に触れる可能性があるものは意外に多いのです。熱くなった部分に赤ちゃんの肌が触れてやけどをすることがないよう注意しましょう。

外出する時間帯にも気をつけよう


夏場は時間帯によって、気温が大きく変わります。気温の変化を受けやすい赤ちゃんと一緒にお出かけや買い物をするなら、あまり気温が高くない朝や夕方に外出するのがおすすめです。

1日の中で最も気温が高くなるのは、日が高くなる午後2時前後です。おおむね午前10時から午後4時頃は気温が高い日が多いので、あらかじめこの時間帯を避けて外出の予定を立てると良いでしょう。

夏場は移動手段やルートを変えるという手も

いつもは徒歩で行く場所でも、暑い季節は車やバス、タクシーなどで行くようにするというのも暑さ対策のひとつです。特に、どうしても日中に出かけなければならない場合は、移動手段を検討することをおすすめします。

また徒歩で外出する場合も、日陰が多いルートを選ぶだけで体感温度はかなり変わります。いつもお買い物をするスーパーなどは、より涼しい道がないか探してみると良いでしょう。

まとめ

赤ちゃんは大人よりも体温が高く、皮膚も弱いため、暑さに弱いといえます。暑い季節に赤ちゃんとお出かけする際には飲み物やタオルなどの持ち物を準備し、服装も夏の暑さや室内との気温差対策ができるものを選ぶなどして、しっかりと対策を行う必要があります。赤ちゃんの安心・安全のためにも、ちょっとしたお出かけやお買い物のときでも暑さ対策は怠らないようにしましょう。

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タグ : 赤ちゃん お出かけ 暑さ対策 服装
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