DIYで収納を作るメリットは?基本の工具・材料も紹介!
2022.03.26子どもとのお買い物Q&A「DIY」とは「do it yourself(=自分でやる)」を略した言葉です。既製品を購入したり、業者に頼んだりするのではなく、身の回りの小物や家具などを自分自身で作ることを指します。
この記事では、DIYで収納を作るメリットや、DIYの基本の工具・材料、DIY初心者の方にありがちな失敗例などを解説しますので、参考にしてください。
DIYで収納を作るメリット
市販されているDIY用の木材や木箱、すのこなどを活用すれば、DIY初心者でも簡単に収納作りができます。DIYで収納を作るメリットは、次の3つです。
コストを抑えられる
初めてDIYをする場合は、工具類を準備するのに一定の費用がかかります。しかし、その後は材料費さえ確保すれば良いため、収納棚を購入したり、業者に収納作りを依頼したりするよりも、コストを抑えやすいでしょう。
理想のデザインを叶えられる
理想のデザインやサイズ、色味などにぴったり合う収納を見つけるのは、容易ではありません。一方、設計の段階から自分で行うDIYなら、「イメージに合う収納が見つからない」と悩むことなく、自分好みの収納を手に入れられます。
達成感を得られる
特にDIY初心者の場合、材料を集めて準備するだけでも大変に感じるかもしれませんが、手間がかかるからこそ、完成したときに得られる達成感や充実感は大きいものです。また、自分で作った収納には、強い愛着も湧くでしょう。
DIYの基本の工具・材料
DIYで収納を作る際に必要な、基本の工具・材料について紹介します。いずれもホームセンターやオンラインショップなどで調達可能です。
基本の工具
DIYで収納を作る際に必要な基本の工具は、次の8つです。
- 電動ドリルドライバー
先端部分を取り替えることで、ドリル(穴開け)としてもドライバー(ネジ締め)としても使えます。電動のため、力のない方でも作業しやすく便利です。
- ノコギリ
木材をカットする際に使用します。DIY初心者の方には、ノコギリのなかでも小型タイプの「糸ノコ」がおすすめです。手動の糸ノコなら、手頃な価格で購入できます。
- クランプ
木材をカットする際に固定したり、接着剤で圧着したりするときに使用します。さまざまなサイズが販売されているため、用途に合うものを選びましょう。
- サンドペーパー/サンダー
サンドペーパーは「紙ヤスリ」、サンダーは「電動ヤスリ」のことです。いずれも、木材のカット面などを滑らかにするのに使用します。ヤスリをかける範囲が広い場合などは、サンダーのほうが便利です。
- ハンマー
DIYで使用するなら、片方の打ち込み面が平らで、もう片方の打ち込み面が丸みのある「両口ハンマー」がおすすめです。木材を傷付けにくいメリットがあります。
- さしがね
さしがねを木材のへりに当てれば、直角・垂直に線を引けます。まずは小型タイプのものを使用してみましょう。
- キリ
クギやネジを打ち込む前に、木材に下穴を開けるのに使用します。キリで事前に穴を開けておくと、クギやネジは曲がりにくくなり、木材が割れにくくなるでしょう。
- 大型カッター
ベニヤ板のような薄い木材や、プラスチックの板、厚紙などをカットするのに重宝します。カッターマットや定規もあわせて準備しましょう。
基本の材料
DIYで収納を作る際に必要な基本の材料は、次の7つです。
- 木材
DIY初心者でも扱いやすい木材には、SPF材・スギ材・ヒノキ材・パイン材があります。それぞれのおもな特徴は、以下のとおりです。
種類 | 特徴 |
SPF材 | サイズが豊富。手頃な価格で入手できる |
スギ材 | 柔らかく加工しやすい。手頃な価格で入手できる |
ヒノキ材 | 耐水性・耐久性が高い。大型家具などのDIYに適している |
パイン材 | 木目と節目が美しい。柔らかく加工しやすい |
木材が割れてしまうなど、作業途中で失敗したときのために、木材は多めに準備しておくとよいでしょう。
- クギ
ハンマーなどで打ち込み、木材を固定するのに使用します。ホームセンターなどでは、さまざまな長さのクギが販売されていますが、長さは打ち込む箇所の板厚の2.5~3.5倍程度を選びましょう。
- ネジ
木材を固定する場合は「木ネジ」を使用します。長さは打ち込む箇所の板厚の2~3倍程度を選びましょう。なお、「ビス」と呼ばれるものも、ネジの種類の1つです。
- アジャスター
木材を上下に固定し、柱を立てるために使用します。アジャスターがあれば、賃貸物件など天井や壁に穴を開けられない場合でも、気軽に収納作りが可能です。
- 補強金具
作った収納に重いものを載せる予定があるなら、強度や安定性を高める補強金具も必要です。「棚受け金具」など、さまざまな形状・素材の補強金具があります。
- 接着剤
ネジを打ち込むほどの強度を必要としない箇所は、木工用ボンドや瞬間接着剤などで対応できます。用途によって接着剤の種類を選びましょう。
- 塗料
DIYで使用する塗料には、木目は残しつつ色を変えるタイプと、木目を完全に消すタイプがあります。ニスやワックスを併用すれば、より見た目が美しく仕上がるでしょう。
DIY初心者によくある失敗と解決策
すべての工程を自分で行うDIYでは、失敗してしまう場面もあるでしょう。以下では、DIY初心者の方によくある失敗と解決策を紹介します。
木材をまっすぐに切れていない
1つ目は、「ノコギリを使って木材をカットしたら、曲がってしまった」という失敗です。まっすぐに切るのが難しい場合は、「ソーガイド」というアイテムを活用してみましょう。ソーガイドとは、ノコギリを固定し正確に切断するのを補助してくれる道具です。
また、ホームセンターでは木材のカットサービスを行っているところもあるため、木材の購入時にあらかじめカットしてもらう方法もよいでしょう。
クギやネジが曲がっている
2つ目は、「ハンマーでクギやネジを打ち込んだら、途中で曲がってしまった」という失敗です。
木材に下準備をしていないと、クギやネジが曲がりやすくなります。まずはキリで木材に下穴を開け、その穴にクギやネジを刺すように打ち込みましょう。
木材が割れてしまう
3つ目は、「クギやネジを打ち込んだら、木材がひび割れてしまった」という失敗です。この場合も、キリで木材に下穴を開けることで、木材が割れにくくなるでしょう。
また、クギなどの先端部分をハンマーで軽く叩き、潰すという方法もおすすめです。先端部分が丸くなれば、木材の繊維を切り裂かずに打ち込めるため、木材のひび割れを防げます。
DIY初心者におすすめ「SSシステム-シューノ-」
理想どおりの収納を作りたいと考えるDIY初心者の方は、「SSシステム-シューノ-」を活用してみてはいかがでしょうか。「SSシステム-シューノ-」とは、棚板やパイプ、ブラケットなどのパーツを組み合わせて、スペースや用途にぴったり合う収納を自由に作ることができる製品です。
棚板やハンガーの配置換えもできるため、ライフスタイルや気分の変化に応じてレイアウトを簡単に変えられます。耐荷重性が高く、錆びにくい表面処理加工も施されているため、機能面でも安心して使用できるでしょう。
まとめ
DIYで収納を作れば、コストを抑えつつ、理想のデザインの収納を手に入れることが可能です。また、手間がかかるからこそ、収納が完成した際には達成感や充実感を得られます。もちろん失敗してしまう可能性もありますが、「多少の失敗はDIYの醍醐味」ととらえ、気軽にDIYに挑戦してみましょう。
また、「SSシステム-シューノ-」を活用すれば、DIY初心者の方でも失敗することなく、理想の収納を作ることができます。簡単な作業からDIYを始めてみたいという方は、「SSシステム-シューノ-」で収納作りをしてみてはいかがでしょうか。