買い物中の子どものおねだり。どう対処すればいい?

2017.07.28子どもとのお買い物Q&A
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子どもと一緒に買い物に行くと、買い物の最中にさまざまなおねだりをされることがあります。人によって対処は異なるものですが、困って結局買い与えてしまうケースも少なくありません。「少しくらいいいか」と思いながら、いつもついつい買ってしまうことも。

買い物中の子どものおねだりには、どう対処すればいいのでしょうか。以下では、買い物中の子どものおねだりの対処法についてご紹介します。

なんでも買い与えるのはNG!

子どもからおねだりをされたとき、最もやってはいけない対処法がなんでも買い与えるということ。ついつい買ってしまいがちな人もいるため、要注意です。

なんでも買い与えてはいけない理由としては、子どもが何でも思い通りになると勘違いしてしまうことがあげられます。自分が望めば買ってもらえるという状況は子どものわがままを増長させ、我慢ができない子どもになる原因になります。こうしたわがままは、学校などでの集団生活を送るうえでトラブルの原因になることもあります。

また、なんでも買い与えることは子どもの不安の原因にもなります。欲求は満たされる度に大きくなっていくもので、これは子どもの場合でも同じことです。なんでも買い与えていると欲求はどんどん満たされ、次第にエスカレートしていきます。子どもはそうした状況に、「自分の欲求はどこまで大きくなるんだろう」と不安を覚えるのです。こうしたことからも、なんでも買い与えることは子どもにとって大きなマイナスであるといえます。

きちんとルールを定め、「ダメなものはダメ」とはっきり断ることが大事

なんでも買い与えるのはだめですが、すべてのおねだりをダメだと断るのも心苦しいものがあります。そのため、何を買って何を買わないのか、そのルールを最初にしっかりと決めておくことが大切です。子どもが欲しがるものは基本的に必要性が低いものあるため、各家庭のルールで買う・買わないを選ぶこととなります。たとえば「お菓子はひとつだけ買う」「高いものは特別なイベントのときだけ」など、簡単なルールで構いません。

加えて、ダメなものはダメだとはっきり断ることも大切です。「泣かれると大変だから」「周りの目が気になるから」「かわいそうだから」ときっぱり断ることを躊躇することもありますが、おねだりすれば買ってもらえるという意識を子どもが持たないようにしなければいけません。断る際にはなぜダメなのかもしっかり説明することで、子どもも理解しやすくなります。仮におねだりに応えるときにも、相応の理由があることを説明するのがおすすめです。

子どものおねだりを断ることは心苦しさもありますが、応え続けることで子どもにとってマイナスになることが考えられます。子どものためにも、きちんとしたルールのもとでおねだりに応えるか断るかを判断すべきです。

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タグ : 子ども 対処 手口 おねだり
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