子供にショッピングカートを押させて大丈夫?スーパーの子供用カートについて

2019.09.16子どもとのお買い物Q&A
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スーパーのショッピングカート
子供と一緒の買い物では、気をつけること、困ることがいくつかあります。その中のひとつが、「子供がカートを押したがる」というものです。

純粋に手伝おうという意思からカートを押したがることもありますが、子供が押すカートは不安定で危険にも見えます。実際のところ、子供がカートを押しても大丈夫なのでしょうか?

今回は、子供の心理やスーパーやショッピングモールに置いてある子供用カートの種類について学びながら、子供にショッピングカートを押させて大丈夫なのかどうかを考えていきたいと思います。

子供がショッピングカートを押したがるのはなぜ?

カートを押す子供
まず、子供がショッピングカートを押したがるのはなぜなのでしょうか。ショッピングカートを押したがる子供の心理について考えてみましょう。

お手伝いをしたい

親の手伝いをしたいという優しい気持ちから、ショッピングカートを押したがることがあります。親にとってはやめてほしい行為ではありますが、子供が「自分も何かしたい」という思いを持ち、お手伝いのつもりでやっているのかもしれません。

いたずらをしたい

一方で、いたずら心でショッピングカートを押す子供もいます。買い物中はどうしても売り場へ目を向けるため、子供のことをあまり見なくなってしまいがちです。親の気を引いて注目してもらうために、ショッピングカートを押して走るわけです。

純粋な好奇心

まだ歩きはじめの幼児の場合は、「これを押すと進む!」という純粋な好奇心が発端となってショッピングカートを押すという行動に至っていると考えるのが自然でしょう。おもちゃと遊んでいるのと同じ感覚だといえます。

基本的には、子供がカートを押すのは避けるべき

子供がカートを押すのは避けるべき
冒頭でも少し触れたように、子供が押すカートはふらふらとして不安定です。カートは大人が押すように設計されているため、子供の身長ではぶら下がるような形になることも少なくありません。

そんな状態でカートを押すと、前が見えないことから人や商品にぶつかる可能性があり、またカートがひっくり返って倒れてしまうこともあります。こうした危険があることから、子供がカートを押すことは避けるべきだといえます。

場所によっては子供用の小さいカートが用意されていることもあり、その場合は子供に押させることもできます。子供用の小さいカートは最初から子供が扱いやすいように設計されているため、通常のカートほど危険はありません。小さいカートを押させて一緒に買い物をすれば、子供も親の手伝いができて満足感を覚えるでしょう。

子供用のカートを押させる場合、勝手に走り回らないようには注意しなければいけません。子供用のカートは子供が扱いやすくなっているため、比較的自由に操ることができます。スピードを出して走り回ることができるため、衝突したときの被害が大きくなる可能性があります。子供用のカートを押させる場合には、目を離さないよう注意しましょう。

スーパーの子供用カートの種類

スーパーの子供用カート
スーパーやショッピングモール、衣料品店などの商業施設の多くには、子供連れの買い物客がお買い物しやすいように子供用カートが備えられています。近頃は子供用カートの種類も増えていますので、ここで主要なものをいくつかご紹介します。

子乗せショッピングカート

通常のお買い物かごを載せるショッピングカートに、子供を乗せる座席がついたものです。シンプルな作りですが、通常のショッピングカートと同様に利用することができるため便利です。

キャラカート

子供が好きなアニメキャラクターやかわいい動物が描かれていたり、車の形をしていたりするカートです。通常の子乗せカートよりも対象年齢が高めなことも特徴。

2人乗せカート

子供が座れる座席が2つある子乗せカートや、座席の他に立ち乗りができるステップがついたカートなどがあります。1台のカートに2人の子供を乗せられるので、兄弟がいる場合は重宝するカートです。

お手伝いカート・おやこカート

お手伝いカート
先ほどもご紹介した、子供用の小さいカートのことです。サイズが小さいため転倒の危険が少なく、比較的安心して押させることができます。形状はさまざまですが、大人がつかむための長い棒がついているものもあります。
ただし、走り回ると危ないことには変わりないため、お手伝いカートを押させるときには目を離さないよう注意しましょう。

子供にカートを押させないためにはどうすればいい?

子供がカートを押したがる場合、どうにかしてそれを抑えなければいけません。そのためには、他のことに興味を向けさせるのが最も手っ取り早いといえます。

子供用カートに乗せる

他のことに興味を向けさせる方法のひとつとして、カートに乗せることがあげられます。カートには子供用のシートが設置されているものもあるため、そこに乗せることで「カートを押す」という行為から意識をそらすことができます。また、車の形をしたカートやキャラクター物のカートなど、子供の興味を引くカートもあるため、そうしたものを利用するのもおすすめです。

子供用カートを製造している企業のホームページから、かわいいキャラカートを置いているスーパーなどを調べることもできるので、チェックしてみるのも良いでしょう。

お買い物のお手伝いをお願いする

お買い物のお手伝い
子供が親の手伝いとしてカートを押したいと思っている場合には、別の方法で手伝ってもらうのも効果的です。必要な食材を一緒に探してもらう、見つけた物を取ってきてもらうなど、カートを押す以外のことをお願いすることで意識をそらすことができます。

会計時にお手伝いしてもらうことを約束する

お買い物の最後にお会計のお手伝いをしてもらうことを伝えて、ショッピングカートは押さないように約束するのもひとつの手です。セルフレジのある店舗であれば、商品のバーコード読み込みをお願いすると子供は楽しんでやってくれます。

中には、バーコードを読み込むと動物の鳴き声がするセルフレジを備えている店舗もあるので、お近くのスーパーのセルフレジの仕様をチェックしてみることをおすすめします。

子供がショッピングカートを押すのは危険なことを言い聞かせる

子乗せカートに乗せたり他のお手伝いをお願いしたりして気をそらすのも有効な対策ですが、あらかじめ子供がショッピングカートを押すと危険だということを言い聞かせることをおすすめします。

ショッピングカートが商品の陳列棚に当たった場合に子供自身がケガをしてしまったり商品を破損してしまったりする可能性があることや、他の人にぶつかったときにケガをさせてしまうことなどを、お子さんの年齢に合わせた言葉で伝えましょう。一度説明しただけではなかなか理解してもらえないかもしれませんが、繰り返し伝えていくことで次第に理解してもらえるようになるはずです。

まとめ

子供がカートを押すと、周囲の人や店舗に迷惑になることはもちろん、子供自身もケガをする危険があります。子供がカートを押したがっても、押させないように注意しましょう。

子供がカートを押したがる前に、子供用カートに乗せるか、他のお手伝いをお願いしておくと子供の気をそらすことができます。さまざまな対策を講じて、お子さんとのお買い物を安全に楽しんでくださいね。

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タグ : 子ども カート 疑問
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