店舗で泣きわめく子ども……どうすればいい?
2016.09.30子どもとのお買い物Q&A小さな子どもと出かけた際、出先で子どもが泣き出してしまって困った……という経験を持つ方は多いのではないでしょうか。子どもの性格や状況によっては、泣くだけでなく、大声でわめいたり地面に座り込んで駄々をこねたりして、周囲の人の迷惑になってしまうことも。途方に暮れてしまいそうなこんなときは、一体どうすればいいのでしょうか。
子どもが泣きやまないときの対処法は?
- 場所を変える
まず、子どもが大声で泣き出したらすぐに場所を変えるようにしましょう。店舗の売場のど真ん中だと、周囲の人の迷惑になってしまい、人目が気になって子どもとゆっくり話をすることもできません。
子どもを叱るにしてもなだめるにしても、まずは店舗の階段やトイレなど、人気の少ない場所に子どもを連れて行きましょう。
- 「どうして泣くの?」と冷静に対応する
子どもが泣くのには必ず理由があります。頭ごなしに叱りつけるのではなく、「どうして泣くの?」と冷静になって対応することが大切です。「お腹がすいた」「トイレに行きたい」「疲れて歩きたくない」など、空腹や疲労によって泣く場合には、「おうちに帰ったらおやつにしよう」「あと10分で終わるから我慢してくれる?」など、解決策を提示してあげましょう。「お菓子を買ってほしい」などのワガママが理由であるなら、「お菓子は買わない。いうことを聞けないなら買い物はやめてすぐに家に帰るよ」とはっきりと伝えましょう。
- 一度家に帰る方法も
どうしても子どもがいうことを聞かない、泣きやまない場合は、一度家に連れ帰ることも大切です。時間も手間もかかりますが、子どもに「ワガママは通らない」と分からせるためには実際に行動しなければなりません。「泣くのをやめて一緒にお買い物する?それとも今すぐおうちに帰る?」と子どもに選択させるのも良いでしょう。
「買い物ができないと困る……」という場合は、どうしても必要なものだけサッと買う、ほかの家族に買い物を頼む、ネットショッピングを活用するなど、柔軟に対応しましょう。
事前の約束とアフターケアが重要!
店舗の売場に並んでいる商品は、子どもにとっても魅力的に見えるものです。「買ってほしい」と駄々をこねるのも仕方ないのかもしれません。
それを防ぐためにも、買い物に出かける前からきちんと「お約束」をしておくことが大切です。「お菓子は買わないからね」と約束することで、いざ子どもが駄々をこねたときでも「買わないって約束したよね?」と厳しく言うことができます。約束をしたからには、どれだけ子どもが泣こうが「買わない」を貫くことが重要です。「泣けば買ってくれる」という前例を作らないために、厳しい心で接する必要があります。無事子どもが泣きやんで大人しく買い物ができた場合には、必ず「我慢できてえらかったね」と褒めてあげましょう。
子どもが泣きやんだ後はもちろん、普段から、ワガママを言ったり泣いたりせずに買い物ができた場合は「今日は泣かずに買い物できてえらかったね」「買い物のお手伝いしてくれてありがとう」と褒めてあげることも大切です。そうして少しずつ積み重ねていくことで、お出かけのときに泣くことが少しずつ減っていくかもしれません。