子供とのお買い物中にママやパパが気をつけたいこと

2019.10.14子どもを事故から守るために
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子供とのお買い物
子供を連れてのお店でのお買い物。日常のことですが、なかなか大変なものですよね。

楽しく安全にお買い物ができるように、子供やママ・パパのNG行動と、お買い物中に気をつけたいポイントをご紹介します。

お買い物中に子供にさせたくないこと

買い物中に泣く子供
子供とのお買い物中、ちょっと目を離したすきに子供が困った行動をしてしまうことがあります。ここでは、そんなお買い物中の困った行動について振り返ってみましょう。

購入前の商品を開けたりつぶしたりしてしまう

子供が陳列棚にならんでいる商品を勝手にさわってしまうこと、ありますよね。お菓子などの箱をお買い物かごに入れるくらいであれば棚に戻すことができますが、気がついたときにはすでに箱を開けてしまっていることもあります。

お肉のパックを指で押してラップに穴を開けたり、イチゴのパックをつかんで実をつぶしてしまったりといったいたずらをすることも。悪気がなくても、おなかがすいていてついパンや惣菜などをかじってしまうこともあるでしょう。

開封したりつぶしたりしてしまった商品は売り物になりませんから、保護者が買い取りする必要があります。元々購入する予定だった品物だとしても、レジを通す際にスタッフの方に一言添えるようにしましょう。

店内を走り回る

元気が有り余っている子供が、店内を走り回ってしまう様子もよく見られます。

兄弟や友達同士で追いかけっこをしている場合や、衣料品店など棚の多い店舗の中でかくれんぼをして遊んでいる場合も。

走り回ったり遊んだりしていると、まず子供本人が転んだり棚にぶつかったりしてケガをする危険性があります。そして、他のお買い物客や店員の方にぶつかってしまった場合にケガをさせてしまう危険性も。商品棚にぶつかって、商品を破損してしまう可能性もありますね。

こんな行動はNG!非常識な親の行動とは

子供の行動にも注意が必要ですが、お買い物中の親の行動にもNG行動がいくつかあります。

子供をお菓子売り場などに放置する

売り場に1人でいる子供
子供が大好きなお菓子やおもちゃなどの売り場に、子供を置き去りにして買い物を済ませようとする親もいます。たしかに子供と一緒に店内を移動すると時間がかかりますが、子供だけで売り場に放置するのは危険です。

子供が1人でいるのに目をつけられ、誘拐や連れ去りの被害にあう恐れがあります。スーパーやショッピングモールなどの人目がある場所だからと油断しているかもしれませんが、実際にこのような場所でも連れ去りは発生しています。

子供を車内に置き去りにする

中には、自家用車の車内に子供を置き去りにしてお買い物をしている人もいますが、こちらも大変危険ですので絶対にやめましょう。

夏などの気温の高い時期は特に、熱中症のリスクがあります。エアコンをつけずに車内を締め切った状態にしていると、ものの5分ほどで熱中症の警戒気温に達します。エアコンをつけていたとしても、子供が操作ボタンにふれて止まるなどの不測の事態も予想されます。

気温の低い時期でも、親がいない不安感から大泣きした子供が嘔吐したり椅子から転落したり、窓ガラスを割って誘拐されたりといった危険性が。

数分で終わるお買い物だとしても、子供を車内に置き去りにするのは絶対にやめましょう。

子供がダメにした商品をそのまま棚に戻す

商品を棚に戻す
前述の通り、子供がパックに穴を空けてしまったり商品をダメにしてしまったりした場合には、商品を買い取るのが常識的な行動です。しかし、まれにそのような商品をそのまま陳列棚に戻してしまう方がいます。お店にとって損害が出るだけでなく、他のお買い物客の方にも不快な思いをさせてしまいます。

店員の方に申告するのは気まずいと感じるかもしれませんが、親の責任として汚損してしまったことをきちんと伝えて謝罪し、買い取る旨を申し出ましょう。子供は親の背中を見ています。店員の方に謝る姿を見ることで、子供も「悪いことをしてしまった」と認識していきます。

ママもパパもしっかり!子供とのお買い物中に気をつけたいポイント

手をつなぐ親子
では、子供がいたずらをしたり走り回ったりするのを防ぐためには、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。

●子供から目を離さない

ちょっと目を離した隙に、子供は予想外のことをしでかします。勝手に棚の商品を触ってしまったり、売場の棚にのぼったり、迷子になってしまったり……そういった事態を引き起こさないためには、子供から目を離さないことが重要です。

とはいえ、買い物をしながら子供から目を離さないようにするのは至難の業。できるだけ、子供が座れる専用カートを利用する、手をつないでおくなど、子供が傍から離れないようにしておきましょう。カートを子供に押してもらう、棚の商品を取ってもらうなど、子供にも買い物に参加してもらうと、子供も退屈せずに買い物を楽しめるでしょう。

●スマホはカバンの中へ

スマホを片手に買い物をしていると、ついつい意識がそちらに集中してしまい、子供から注意が逸れてしまうものです。買い物中はスマホをカバンの中へしまい、使わないようにするのがおすすめです。

買い物メモなどは紙に書いて持っていきましょう。できれば子供にメモを持ってもらい、読み上げてもらえば、子供にお手伝いしてもらいながら買い物ができます。

●危険はないか?店内をチェック!

どんなところに子供にとっての危険が潜んでいるかは分かりません。子供が人やカートにぶつかってしまわないよう、できるだけ周囲に注意を払っておきたいところです。

また、つまずきやすい位置にディスプレイの棚が設置されている、子供の頭の位置に棚のフックが飛び出ているなど、店内の危険な場所があれば覚えておいて、店員さんに報告しましょう。

何かあれば、すぐに店員さんに報告しよう

仲良く買い物する家族
気をつけていても、事故は起こってしまうものです。

子供が棚の商品を傷つけてしまった、棚の配列をぐちゃぐちゃにしてしまった、といった場合は、知らないふりをするのではなく、すぐに店員さんに報告しましょう。

こうした場合に親がどういった対応をするのか、子供はちゃんと見ています。しっかりと子供のしたことに対する責任を取る姿を見せることで、子供は「やってはいけないこと」を学んでいくのです。

また、棚やディスプレイ、床、配置など、事故の可能性がありそうな場所を見つけた場合も、店員さんに報告しておきましょう。お店側には安全な売場を作る義務があります。ユーザー目線で「危ないな」と感じた場所は、積極的に伝えることで、より安心して買い物ができるお店を実現することができます。

まとめ

今回は、子供とのお買い物中にママやパパが気をつけたいことについて考えてみました。

子供と一緒にお買い物をするのは、想像以上に大変なことです。だからといって、売り場や車内に子供を放置するのは大変危険です。絶対にやめましょう。

子供からと手をつないで歩き、目を離さないようにするのが一番ですが、子供は一瞬のスキをついていたずらをしたり親元から脱走して走り回ったりしてしまうもの。お買い物カートを使ったり、子供にお手伝いをお願いしたりして、一緒にお買い物を楽しめるように工夫してみてくださいね。

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タグ : スーパー 子ども 売場 ショッピングカート 事故対策
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