【雑貨・食器編】安全な売り場作りのコツをご紹介

2019.07.22売場の危険な場所
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安全な売り場作りのコツ店舗の売り場の中でも、さまざまな危険が潜んでいるのが雑貨・食器コーナーではないでしょうか。ワレモノの商品が多い売り場では、特にお客様の安全に配慮した売り場作りを行う必要があります。

以下では、安全な売り場のポイントと、雑貨・食器売り場作りのコツをご紹介します。

 

安全な売り場作りに重要な「5S」とは?

安全な売り場作りに重要な5S売り場では、陳列した商品が何かの拍子で落ちてきたり崩れたりする可能性があります。もし落下した商品がお客様の頭などに当たってしまうと、大ケガにつながるかもしれませんしお店の信用も失うことになりかねません。

そんな事態が起こらないようにするには、安全な売り場にすることが重要です。では安全な売り場作りには、何が必要なのでしょうか?

売り場でのアクシデントをなくすためには、Sから始まる5つの守るべきことがあります。これを「5S」と呼びます。

1.整理

整理は、必要なものだけを陳列棚に残す作業のことです。例えば、食品であれば賞味期限切れのものを、食器や雑貨であれば割れやヒビなど何か欠陥のある商品を取り除くことになります。

2.整頓

整頓は、どこに何があるのかを見やすく並べる作業のことです。商品の位置を把握しやすくすることで、お客様にとってもスタッフにとっても動きやすい環境になります。

3.清掃

売り場の周辺を常にきれいに清掃しておくことも必須項目です。売り場の見た目が汚れているとお客様が不快になりますし、食器など「食」に関するものを扱っている場合はなおさら敏感になった方が良いでしょう。衛生的にも安心安全な売り場作りのためには、入念な清掃が重要です。

4.清潔

清潔感を出すには、1~3までの項目を常に守ることが求められます。お客様のニーズを満たすものだけを見やすく置いた陳列棚、きれいな床や壁など売り場全体を見たときに清潔感を感じるかが大事です。

5.しつけ

ここでいうしつけとは、習慣化と同じ意味です。売り場のスタッフが毎日上記のような意識を持って働けるように習慣化させることで、一時的なものではなく継続的に安全な売り場作りができるようになります。

雑貨・食器売り場に潜む危険

① 器の陳列棚は特に対策を厳重に

食器の陳列棚対策店舗内でも、ワレモノ商品である食器や雑貨を陳列するディスプレイでは、特に棚の跳ね上げや揺れに注意しなければなりません。お客様がぶつかったりした程度で揺れたり跳ね上がったりしないよう、揺れ防止の補強バーや棚押さえといったパーツを用いて、より強固な店舗ディスプレイ作りを心がけましょう。

なお、雑貨・食器売り場では、ディスプレイにガラス棚を用いることも多いため、商品とガラス棚の両方が割れないように、二重三重の注意が必要です。

サポート取り付けタイプのガラス押さえや、ブラケット用の抜け止めパーツといった部品は小さくて目立たないパーツですが、ガラス棚の跳ね上げや揺れを防ぐ重要な役割を担っています。角が丸いタイプのガラス棚を使用する、樹脂製のガラスガードを使用するなどの配慮も忘れないようにしましょう。

② ディスプレイ商品の落下

店舗内のディスプレイにも、安全対策は必要です。

イスやボード、トルソーなど、雑貨を陳列時よりも高い位置にディスプレイする場合は、きちんとした落下防止対策を行いましょう。専用の金具を取り付け、ワイヤーで固定すると、店頭や落下のリスクを大幅に下げることができます。

③陳列商品の落下

陳列商品の落下●商品を落としてしまった!

お客様が商品を手にとっている際に、うっかり商品を床に落としてしまうことがあります。そうしたとき、硬い床だとすぐに商品が割れてしまいますが、床材に柔らかい素材を使用していれば、衝撃を緩和することができます。

店舗のフロア全体の床材を変えることができなくても、雑貨・食器エリアのみならば対応できることもあります。衝撃を吸収するタイプのマットを敷いておく、カーペットに切り替えるなど、安全な店舗の売り場作りの方法を考えてみましょう。

●小さい商品が荷物に引っかかって……

雑貨など小さな商品の中には、お客様の荷物や服に引っかかってディスプレイから落下してしまうものも多く注意が必要です。小さな商品の落下は、お客様の荷物に誤って紛れ込んでしまったり、小さな子どもが誤飲してしまったりといった事故の元にもなってしまいます。

陳列の際には、小さな商品はディスプレイ棚の上方に陳列する、吊り下げタイプのディスプレイパーツを使用する、通路の幅を十分に広げるといった工夫を行うことで、リスクをわずかでも下げることができます。

店舗の雑貨・食器コーナーは、ワレモノ商品や小さな商品なども多く、ディスプレイにも万全の安全対策が必要です。透明な樹脂カバーや、目立たないほど小さなパーツなどを用いれば、美観を損なわずに安全性を確保することができます。

雑貨・食器売り場作りのコツ

雑貨・食器売り場作りのコツジャンル分け

雑貨や食器には、同じような商品や同じ素材のものが多くあります。それらをただ単に並べただけでは雑然としてしまい、お客様も自分の欲しい商品を見つけにくくなります。

そこでおすすめしたいのが、雑貨や食器をジャンルによってカテゴライズして並べること。お皿ならお皿のエリアを設け、その中でもさらに木製やガラス製など素材によってグループを作ることで見た目にも整ったレイアウトが実現します。

犬や猫などのキャラクターや絵柄で分けるのも1つの手です。

高さを出す

すべての商品を横並びにしただけでは、殺風景なレイアウトになりがち。そこで高さに差を設けることで商品の特徴を分かりやすくしても良いかもしれません。

例えば、木製の皿コーナーの中に小さなボックスなどで高さをつけ、その上にコップやスプーン・フォークなどを置けば同じ食器の中でも明確に違いをつけられます。

色味を考える

売り場の装飾品として、観葉植物などを商品の隙間や背景に入れると見た目が華やかになります。緑をアクセントとして取り入れることで、落ち着きのある雑貨コーナーを演出可能です。

お客様の購買意欲を向上させる売り場作りを

お客様の購買意欲向上お客様の購買意欲を向上させるには、五感を刺激することがポイントになります。

例えば、手作りのPOPを書いて商品のメリットや良さをアピールすることで視覚に訴えられますし、掛け声や店内BGMなど音に関することで聴覚に訴えることもできます。その他にも香りをうまく使って嗅覚に訴えかけるのも効果的です。

このように、商品の魅力をどのように伝えるかを意識することで、お客様に「これが欲しい」と思ってもらえる売り場が作れるでしょう。

まとめ

雑貨や食器の売り場を安全な環境にするためには、お客様のことを第一に考えて売り場を見ることが求められます。何が必要で何が不必要なのか、売り場が汚れていたらお客様はどのような気持ちになるのか、客観的な目線を持って売り場を作りましょう。

今回ご紹介した内容が、スタッフも含めて事故が起こらずそしてお客様が気持ちよく買い物ができる売り場作りの参考になれば幸いです。

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タグ : スーパー 落下 陳列棚 売場 ワレモノ 食器 事故対策
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