油断は禁物! 子どもをエスカレーター事故から守るために
2017.07.28買い物中の事故・災害大人にとっては使い慣れたエスカレーターも、子どもにとっては危険がいっぱい。エスカレーターでは多くの事故が発生しており、巻き込まれると大怪我を負うこともあるため、子どもであればなおさら被害に遭わないように気をつけたいところです。
以下では、よくあるエスカレーター事故を取り上げ、大切な子どもを守るための事故防止策についてご紹介します。
エスカレーターには危険がいっぱい
子どもの視点が考えてみると、エスカレーターにはさまざまな危険があります。たとえばエスカレーターにうまく乗れずに転倒したり、靴紐が挟まれたり、手摺りから乗り出して天井に頭をぶつけたり、落としたモノを拾おうとして指を挟まれたり……。こうしたエスカレーター事故は、ときには指の切断や骨折などの大怪我に発展し、最悪の場合には命を落とすケースもあります。そんな悲惨な事故を防止するためにも、子どもには普段からエスカレーターの危険についてしっかりと教え込むことが大切です。
事故を防止するための注意ポイント
エスカレーター事故を防止するための注意ポイントとしては、以下のようなものがあげられます。
・注意ポイント1「子どもひとりで乗せない」
エスカレーターには転倒や転落の危険があるので、子どもひとりでは極力乗せないようにします。特に幼児は、抱っこや手をつなぐなど必ず離さないようにすべきです。
・注意ポイント2「黄色い線からはみ出さない」
黄色い線からはみ出した場合、靴や靴紐が挟まれたり、指が巻き込まれたり、転倒したりといった危険があります。特に長靴やサンダルは挟まれやすいため要注意です。
・注意ポイント3「手摺りにつかまる」
エスカレーターでは上から人やモノが落ちてきたり、緊急停止したりといった事態が発生することもあります。そうしたときにバランスを崩して転落・転倒しないよう、手摺りにしっかりとつかまります。
注意ポイント4「手摺りから身を乗り出さない」
手摺りから身を乗り出していると、隣のエスカレーターや天井に頭を挟んで大怪我することもあります。身を乗り出さないよう注意が必要です。
注意ポイント5「裾の長いズボンやスカート、ロングマフラーなどはNG」
エスカレーターに巻き込まれやすい服装は控えます。
注意ポイント6「ステップとステップの境界線に足を乗せない」
段差がない状態のときにステップの境界線に足を乗せていると、段差ができたときにバランスを崩して転倒・転落する危険があります。
注意ポイント7「しゃがんだり、座ったりしない」
エスカレーターでしゃがんだり座ったりしていると、足が引き込まれてしまう危険があります。また、手がステップに近くなるため、手の指が引き込まれてしまう危険もあります。
注意ポイント8「エスカレーター付近で子どもを遊ばせない」
エスカレーターの手摺り部分を触って遊んでいて指を挟まれたり、エスカレーターを逆走しようとして転んだりといったことが考えられます。エスカレーター付近では、子どもを遊ばせないよう注意します。
注意ポイント9「ベビーカーを乗せない」
ベビーカーに子どもを乗せたままエスカレーターを使うと、バランスが取りにくく大変危険です。
上述したような注意点は、エスカレーターに乗る際のマナーや注意点として紹介されているものばかりです。エスカレーターによる事故を防止するためには、きちんとルールやマナーを守ることが大切です。